冠婚葬祭は、マナーが難しいものの1つです。そして、出向く機会も頻繁でない分、よく理解できていない事も多くあります。葬儀では、結婚式と違いしめやかに執り行われるもの。受付での挨拶も語尾にかけて声を静めながら挨拶するのが基本です。
はっきり最後まで挨拶を述べてはいけないとされています。香典も新札は避け、香典袋に記入する名前なども薄い墨で書きます。金額の相場もある程度決められていますので、調べておきましょう。お焼香や親族への挨拶ですが、通路は真ん中を歩かず、ふちを歩くのが基本です。
お焼香する順番も決められていますので、我先にという行動は避けましょう。服装は革製品はまず違反です。合革製品であればまだ大丈夫である範囲です。学生であれば学生服でも可能です。できれば喪服を揃えるのが理想ですが、黒いフォーマルな服でも可能です。
テレビ番組ではしばしば、葬儀・告別式のマナーに関して特集がされます。冠婚葬祭には慣れているはずの一流芸能人ですが、落第点になることが珍しくありません。葬儀・告別式に明確なルールは存在しませんが、最低限のマナーを知っておくと便利なことは確かです。
香典を包む際にも、宗派によって表書きの文字は異なります。服装を例にとっても、指輪やネックレス等の華美な装飾はNGになっています。唯一例外になっているのが、真珠のネックレスです。ただ、これに関しても二重になることは避けて下さい。
焼香の場面においても、宗派によって少しずつ所作が変わっています。知らないことは恥ずかしいことではありませんし、周囲のスタッフに訊ねてみると教えてくれるはずです。あまり経験したくない葬儀・告別式ですが、参列する中で経験値を増やすしかありません。